私の身の回りのことをテーマに作品をつくっています。日常の一部を切り取った、日記のような作品です。
日々過ごしている時間も、少し丁寧に違った角度から見ると、ふと面白かったり、変だったり。そんなことが気になっています。
今回の「いきもの・もの」では、動物と、私の身近なものを描いた作品を展示します。単体ではそれぞれの動物、「いきもの」の絵が、それを「干支」という括りでまとめてみると「もの」や「こと」的な意味が含まれてきます。私の、ごく私的な生活を土台にした作品が、見る人との共通項(生活・文化・年代など、あるいは人間という広い共通項)を通して、個人個人の思い当たる点に行き着くことが面白いと感じています。 |